(2003/04/08)
統計物理学 II の参考書
統計物理学の教科書でこの講義の参考としたものや副読本を紹介する.
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長岡洋介:「統計力学」(岩波書店,1994)
統計力学のわかりやすい教科書.
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碓井恒丸:「熱統計力学」(丸善)
導入部分に工夫があり面白い.
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久保亮五:「大学演習 熱学・統計力学」(裳華房,1961)
標準的な演習書で基本的な問題が網羅してある.
また熱力学,統計力学の内容についての詳細なまとめが書いてあるので,辞書のようにも使える.
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L. D. ランダウ,E. M. リフシッツ:
「統計物理学」
(岩波書店, 東京, 1966).
統計物理学の決定版ともいえる名著.
最初から読むには難しいので,大体のことがわかってから読もう.
以上が「授業内容予定一覧」に記したものだが,講義の準備の過程で気づいたものを順次追加しておく.
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ファインマン他:「ファインマン物理学II」(岩波書店,1968).
初等物理学の教科書として最も面白いファインマン物理学の中にも熱力学,統計力学の説明がある(第4章から第20章).
高級な手法には一切触れられていないが,原子論的な立場からの諸現象の生き生きとした説明を一度読んでみよう.
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ランダウ,アヒエゼール,リフシッツ:「物理学---力学から物性論まで」(岩波書店,1969)
あまり知られていない本だが(絶版かもしれない)天才ランダウの手になると(というのはウソでランダウはきっと構想を出しただけで自らは1行も書いていない)初等物理の本でもこのくらいすっきりする.
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小林謙二:
「熱統計物理学 I」
(朝倉書店, 東京, 1983).
統計力学の歴史が詳しく調べられている.