(最終更新: 2013/04/01)

講義: 統計物理学III (後期,3年生)


成績は基本的に試験結果によって判定します. それ以外にレポートなどを課すことがあるかもしれません. 履修取り下げ制度を使います. 取り下げ申請をしなければ,試験に欠席しても「不可」となります.

講義ノート

Pdfファイルです. ミスプリや誤りに気付いた人はメールで教えてください. (成績に加点します)
  1. 全体(pp.1-69)


授業についての質問,意見などは


講義日誌(時間反転)


2013年2月7日
 第15回.期末試験.
 結果は,A13名,B29名,C18名,F(取下げ以外の欠席を含む)16名,合計76名.  今年は試験問題を難しくしすぎたのかAが少ない.



2013年1月24日
 第14回.自己撞着方程式,磁化の関数としての自由エネルギー.
 最後の講義. 試験はおもに演習でやった問題から出題します.
追記:この科目は選択科目ですので再試験は行いませんが,2007年度以前の入学者に対してはこの科目が必修なので例外措置をとる可能性があります.



2013年1月17日
 第13回.相転移についての一般的な説明,イジングスピン系の平均場近似での相転移.
 講義は来週が最終回です.



2012年12月20日
 第12回.ジュール-トムスン効果,ファンデルワールスの状態方程式
試験の時,講義ノートの最後につている2ページの公式集を持ち込んでも構いません.



2012年12月13日
 第11回.相互作用する系と相転移,非理想古典気体の自由エネルギー,自由膨張.
 講義はあと3回.



2012年12月06日
 第10回.1次元格子振動,3次元の格子振動,デバイ模型,固体の格子比熱.
 すでに掲示されているはずですが,試験は2月7日(木)10:30にB5講義室で行います.(日付と会場に注意) 試験はノートや本の持ち込みはできないが,講義ノート末尾の2ページの公式集に限り持ち込み可とします.  



2012年11月29日
 第9回.輻射強度,シュテファンボルツマンの法則,固体中の比熱,1次元格子振動  



2012年11月22日
 第8回.黒体輻射,真空中の光子気体,熱力学諸量
 黒体輻射を勉強してから量子力学形成の歴史をたどると実に面白い. 朝永振一郎「量子力学I」にはこの論理が詳しく書かれているが,必ずしも歴史をたどったものではないので戸惑うことがある.
 今日の講義では,ボーとしてしゃべっていたようで,圧力について間違ったことを言った. 気付いた人,ヘンだと思った人も多いと思う(なにも思わなかったら問題アリ). 次回訂正します.

2012年11月15日
 第7回.理想気体のBEC,ヘリウムの超流動と原子気体のBEC,凝縮相の性質
 最初にスライドと動画を使ってヘリウムの超流動と原子とラップによるアルカリ金属のBECの実験の話をした. 理想気体のボースアインシュタイン凝縮は現在最も研究が盛んな分野の一つだろう. 統計物理IIIの講義を始めたころに,この実験のニュースを聞き,架空の世界が現実になった衝撃を覚えた.



2012年11月08日
 第6回.理想フェルミ気体のスピン磁化率,理想ボース気体とボースアインシュタイン凝縮.
 避難訓練のため短縮授業. また今年も(!)部屋の中では放送が聞こえない. 東側の空き地に避難するように指示したのだが,ほとんどの人は皆の集まっている西側の空き地に行ってしまった.



2012年11月01日
 第5回.理想フェルミ気体の低温での化学ポテンシャル,エネルギー,熱力学関数



2012年10月27日
 第4回.基底状態のエネルギー,白色矮星と中性子星,理想気体1粒子状態密度



2012年10月18日
 第3回.ボース粒子の分布関数とエントロピー,理想フェルミ気体の基底状態,金属の電子, 



2012年10月11日
 第2回.ボース分布関数.粗視化した分布関数によるエントロピーの定義と最大エントロピー状態としてのフェルミ分布関数,未定乗数の意味.
一回目の演習問題を配布. 板書したボース粒子の大分配関数の級数の指数の符号が逆でした. 黒板での書き間違いが多いですが正確な式はノートを参照してください. 講義ノートの誤りはその都度直すようにしているので,小さな誤りでも気付いたら教えてください.



2012年10月4日
 第1回,講義の進め方の説明.多粒子系波動関数の対称性について,グランドカノニカル分布でのフェルミ粒子,フェルミ分布関数
仮受講者名簿に87名,本日受講申請票を持参した者3名. 出席者は数えていないのでわからないが教室はほぼ埋まっていた.





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