(2002/06/27)
統計物理学IVの参考書
統計物理学の教科書でこの講義の参考としたものを紹介する．
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L. D. ランダウ，E. M. リフシッツ，
「統計物理学」
(岩波書店, 東京, 1980).
統計物理学の決定版ともいえる名著．
ランダウの手になる本書の第2版が出てから30年以上がたちこの分野の発展は著しいが，それでも統計物理学の本格的な教科書を1冊と言われればこの本を推薦する．
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P. M. Chaikin and T. C. Lubensky,
`Principles of condensed matter physics',
(Cambridge University, Cambridge, 1995).
統計物理学の広い範囲の新しい発展を取り入れた教科書．
講義の骨組みはこの本によるところが多い．
簡潔な記述であるが広い分野をカバーしているので大部．
最近翻訳が出たが，できれば英語で読むことを勧める．
P. M. チェイキン，T. C. ルベンスキー，
「現代の凝縮系物理学」
(吉岡書店，京都，2000)
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D. Chandler,
`Introduction to modern statistical mechanics'
(Oxford University, Oxford, 1987).
物理化学の人を対象にして相転移，モンテカルロ法などを要領よく説明している．
あまり厚くなくて手ごろ．
D. Chandler著，
小倉淑，一柳正和 訳
「統計力学序説」
(オーム社，東京，1990)
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R. P. Feynman,
`Statistical mechanics',
(Benjamin, Reading, 1972).
ファインマンの講義ノート．
前半は基礎と経路積分方による定式化，後半に幾つかのテーマへの応用が解説されている．
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宮下精二,
「熱・統計力学」,
(培風館，東京，1993).
相転移，非平衡，モンテカルロシミュレーションなどの新しい話題もはいっている．
うしろの方はかなり難しい．
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北原和夫，
「非平衡系の統計力学」
(岩波書店，東京，1997)
式の導出が丁寧に書いてある．
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川村光,
「統計物理」,
(丸善，東京，1997).
相転移関係に詳しい．
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F. Reif,
`Fundamentals of statistical and thermal physics',
(McGraw-Hill, Singapore, 1985).