(最終更新: 2011/02/01)

講義: 統計物理学III (後期,3年生)


成績は基本的に試験結果によって判定します. それ以外にレポートなどを課すことがあるかもしれません.

講義ノート

Pdfファイルです
  1. 第1章(pp.1-11) (2010/10/07)
  2. 第2章(pp.12-24) (2010/10/13,10/21修正,11/12修正)
  3. 第3章(pp.27-45) (2010/12/02,12/28修正)
  4. 第4章(pp.46-69) (2010/12/28,2011/01/13修正,01/27微修正,02/01図差し替え) 印刷のときトラブルが起こるようなので図を代えました.
    授業についての質問,意見などは


    講義日誌(時間反転)


    2011年1月27日
     第13回.イジングスピン系の平均場近似,磁化の関数としての自由エネルギー,相転移と自由エネルギー,反強磁性イジング模型,格子気体.
     相転移の話を一通り終えた. やり残したことも少しあるが,統計物理学IVでやることにしよう.




    2011年01月20日
     第12回.イジングスピン系,熱平衡状態と相転移,イジングスピン系の平均場近似
     ファンデルワールス状態方程式の話はすでに学んでいるようなので,省略. 知らない人は,講義ノートを読んでおいてください.
     来週が最終回です. 試験の時,講義ノートの最後につている2ページの公式集を持ち込んでも構いません.



    2011年01月13日
     第11回.非理想古典気体の自由エネルギー,非理想古典気体の性質.
     講義ノート修正しました(p.49).




    2010年12月16日
     第10回.3次元の格子振動,固体の格子比熱,デバイ模型.
     すでに掲示されているはずですが,試験は2月10日(木)10:30にB5講義室で行います.(日付と会場に注意)  




    2010年12月9日
     第9回.シュテファンボルツマンの法則,ヴィーンの遷移則,輻射強度,固体中の比熱,1次元格子振動
     講義の修正.光子の番号付けはノートにあるように周期的境界条件を課して,j=1からにしておくのが最適です.




    2010年12月2日
     第8回.黒体輻射,真空中の光子気体,熱力学諸量
     黒体輻射を勉強してから量子力学形成の歴史をたどると実に面白い. 必ずしも歴史をたどったものではないが,朝永振一郎「量子力学I」にはこの論理が詳しく書かれている. 解析力学との関係,統計力学の深化と量子力学の発見がどう結びついていたかなどを知ると古典物理学がわかってくる.
     寝ぼけていたのか,光子同士の相互作用について見当違い図を描いて説明してしまった.次回訂正します.




    2010年11月25日
     第7回.理想気体のBEC,ヘリウムの超流動と原子気体のBEC,凝縮相の性質
     フェルミ気体と違いボース気体では視覚的に訴える現象が多い. 液体ヘリウムの超流動と1995年に実現されたアルカリ原子気体の実験を紹介した.




    2010年11月18日
     第6回.理想フェルミ気体のスピン磁化率,理想ボース気体の分布関数,ボースアインシュタイン凝縮.
     急な用事が立て込むと講義ノートの作成が間に合わない.




    2010年11月11日
     第5回.断熱変化についてのコメント.理想フェルミ気体の低温での化学ポテンシャル,熱力学関数,フェルミ分布関数と磁化
     Cafe Quanteのアンケートを依頼されてとった.38名回収したので講義の出席者は40名くらいなのだろう.




    2011年11月04日
     第4回.金属の圧縮率,白色矮星と中性子星,理想気体の分布関数を使った物理量の表現法,1粒子状態密度
     先週は,Washington郊外のCollege Parkというところに行っていました.色とりどりの葉っぱがきれいでした.
    低温展開のところまでいけなかったので一部のクラスで演習問題の一つが講義の範囲を変えますが,講義ノートなどで補って挑戦してみてください.



    2010年10月21日
     第3回.未定乗数の意味,ボース粒子の分布関数とエントロピー 理想フェルミ気体の基底状態,金属の電子,基底状態のエネルギー 
     演習問題の(2)を配布.第2章のノートp.18に誤りを見つけたので修正しました. 他にもたくさんあると思います(とくに今年は講義ノートを提供する最初なので),ミスプリでも見つけたら知らせてもらえれば助かります.
     10/28は休講で次回は11/4です.



    2010年10月14日
     第2回.ボース分布関数.粗視化した分布関数によるエントロピーの定義と最大エントロピー状態としてのフェルミ分布関数.
     避難訓練があったが例年のように最初の緊急放送は全く聞こえない. 一応学生の安否確認票を本部に届けた. おかげで時間が少し不足した. 授業後にFD分布からMB分布への移行の仕方について質問が出たので,次回もう一度説明します.



    2010年10月7日
     第1回,講義の進め方.波動関数の対称性,カノニカル分布,グランドカノニカル分布でのフェルミ粒子
     初めに伊藤主任が来て理学部学生相談室設置の案内があり,ついでに担任制の説明をした.
    統計物理学IIIは12年ぶりに担当する. 今年から選択になったので受講者がどうなるか注目. 教科書を指定しない代わりに,講義ノートをuploadします. 今日の内容はまだ今までの復習だと思う.
     出席者は68名.





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