(最終更新 2010/07/30)

基礎セミナー: 物理学の不思議 (前期,1年生)


授業についての質問,意見などは

資料など

セミナーの資料などを適宜載せます.
  1. 資料1「はじめに」 (pdf file 37KB, 10/04/14)
  2. 資料2「絶対空間と絶対時間」 (pdf file 643KB, 10/04/14)
  3. 資料3「途方もなく大きな数」 (pdf file 185KB, 10/04/28)
  4. 資料4「自然の階層構造と超階層的な構造」 (pdf file 1413KB, 10/05/20)
  5. 資料5「量子の世界」 (pdf file 498KB, 10/05/26)

レポートなど(関係者のみアクセス可)

セミナー日誌(時間反転)

2010年07月28日
期末試験
 全員出席.
 一応答案を載せておきました.解答は資料をよく読めばわかるでしょう.成績は,また約束を破ることになりますが,ご祝儀としました.
半年間お疲れ様.物理の基本的な考え方と,発表や議論の仕方が少しでも身に付いたことを祈ります. 物理の面白さがわかってもらえたら,最高です.

2010年07月21日
 第14回. 放射性同位元素の崩壊と確率
 基礎的なことを一つ一つやっていくと時間がかかる. 久しぶりの1年生相手の授業なので,この辺りの感覚がなかなかうまく合わない. 来年度はもっとうまくやろう.
来週は「試験」です. やり残したところのまとめを簡単にやりますので,質問などあれば用意しておいてください.
 全員出席.

2010年07月14日
 第13回. ボーアの原子模型
 ボーアの原子模型は高校の教科書にも詳しく書いてあったので,私はみんなが知っているものだと思って資料を作ったが,高校の授業でやった人は一部,入試の試験範囲でもないということでちゃんと勉強した人はいないというのが現実. 大学の講義では最近は前期量子論はやらないようだから,古典物理学と量子力学とのつなぎのところを知らずに直接量子力学を学ぶことになる. これは概念的にギャップが大きすぎるのではないか?
 逆に量子力学の威力は天下りでK殻,L殻などと言われるよりも,前期量子論を学んだほうがよくわかると思う. 来年はこの辺りを丁寧にやろうか....
 欠席者1名.

2010年07月07日
 第12回. 水面の波の続き,量子力学の不思議,状態の遷移.
 授業評価アンケートをとった. 自由記載欄に内容が難しいという意見がひとつふたつあり,「教材,教授法は適切でしたか」の問いに,@の回答は4人しかいなかった. 資料作成時に,1年生の基礎知識を過大に評価していたことが反省点である. 難しい内容だと思うが,理解して身につければ必ず賢くなる内容だと思っているので,時間をかけて勉強してください. 「楽しい」と書いた人がいたので,労力をかけているかいはあるようだ.
 全員出席.
 「期末試験」は 7/28(水) 13:00-14:30,いつもと同じ講義室S15. 資料などの持ち込み可.

2010年06月30日
 第11回. 力学的相似則の続き,水面の波.
 まずは写真の撮り直し. 数枚とったが完璧なものはなかなか取れない,何とか使えそうなものをトリミングしてのせました.
 波の速さの話がなかなか伝わらない. あとから高校の教科書をみると,v = fl とあり,これと v = w/k のギャップは大きいようだ. ましてや, v = dw/dk は簡単にはわからないだろうな.担当者が理解して v = dw/dk を説明できればよいか...
 全員出席. レポートを,要求通りの形式で出してくる人は相変わらず数人に一人. 事務仕事は,ここをやりそこなうと大変だということを改めて認識する.

2010年06月23日
 第10回. 階層構造の成立,原子の大きさ,力学的相似則.
 名前がわかるようにレポートのページにサイズや傾きを調整した写真を載せようしてはっと気付いた. 「一人足りない,....」 よく見ると左端の離れた位置にH君のシャツの袖が見える. 次回もう一度.
 今日の授業は少しショックでした. 資料を準備するとき,高校の教科書を参照しながら「こんなにいろいろ勉強してあるんだ」と力強く思い,そのわりにふだん皆さんが知らないことが多いので「ハテ」と思っていたのだが. 結局,教科書には書いてあるが半分の人はまったく勉強していない,残りの半分も受験には関係ないからさっとやっただけということらしい. 物理の教科書にも新しい話も書いてあると思って喜んでいたのだが,20世紀の物理はほとんど教えられていないのですね. 一番面白いところをやらないのがいいことかどうか,高校教育や入試を反省する必要があるように思う.

2010年06月16日
 第9回. 大きな数,階層構造.
 続きの課題に対する答えは,題意を誤解していたようだが,問題の書き方があ悪いのか.... IV-1の課題発表では,あっという間に終わってしまいそうでした. 「課題」は,適当に膨らませて自分の好きなこと,調べていく過程で学んだこと,考えたことなどを話してもらえばよいと思っています. 問題がはっきり絞れないと議論が盛り上がらない. 授業を計画するときにもっと考えないといけないと反省.
 Powers of Tenを上映したが,会場が明るいのと,スッピーカーがなくと音が聞こえないのとで迫力は減ったと思うが,最初に出たときはなかなか衝撃的だった. Internetで見られますから自分で見てください.
 分担表をまた改訂しました.IV-3のひとがIV-3,4に変わっているので要注意(IV-5は時間の都合で省略). 司会は動かしませんが,発表は予定より後ろにずれることはあり得ます. 発表を担当する人は内容の解説だけでなく,自分の意見や討論課題の提起をしっかりやってください.
 全員出席. 帰ってレポートを読んでいると名前と顔とがまだちゃんと結びつかない.写真でも取るか...

2010年06月09日
 第8回. 大きな数,メートル法の変遷
 度量衡の歴史は,物理学による世界の認識の水準と,計測技術の進展をそのまま反映しています. また実際には政治も大きく関係しています(資料に載せた文献に詳しく書いてある). メートル法の理解ができれば,皆さんの相対性理論や量子力学についての知識も相当のものですよ.
 来週は,また全員レポートです.
 アンケートの結果も一応載せておきました.
 全員出席.

2010年06月02日
 第7回. 相対性理論の補足,地球の原子を並べたら,大きな数.
 相対性理論の建設過程を物理学を展開していく仕組み,理論と実験の関係などを考える材料にしててほしい.
 課題発表を全部見ました.とてもおもしろい. 全員のレポートを載せましたが,手間がかかるのでまとめてサイズの小さいpdfファイルにしてあります. きれいなものにしてほしい人は電子ファイルを送ってください. コメントが書き込んであるものもあります. 大変労力をかけた人がいるのですが,正しい処理をしていないので,結果的には数行の計算で出てくる値より悪い結果になっています. まずは簡単な見積もりをし,その上で慎重に正しいデータの処理をすることが大切です. 次の全員用の課題もA4用紙に書くか,電子ファイルを用意してください.
 全員出席.

2010年05月26日
 第6回. マイケルソン・モーレーの実験の続き,時間の遅れ,ローレンツ短縮など
 3週目にしてマイケルソン・モーレーの実験がおわった. これでかなり理解してもらえたと思う. かなり議論が活発になったのがよかった. 資料(3)の課題発表は全くできなかったので次回(A4,1ページのメモで構わないので全員,次回出してください.Pdfで提出できればなお結構.).
 資料は完成させたが,課題の割り当ては難しい. この先どうなるか予測不能だが,一応仮のものを更新しておきました.
 発表を聞いていて感じることは,皆さんに,科学する心を身につける努力がもっと必要ではないかということ. 簡単に答えが得られるという期待が少し強いように思う. ここでやっていることは,特別な知識は要求していないが,じっくり考えることを要求しています. 何が確実なのか実験で確認し,それからいろいろな概念を構築していくのが科学です. 議論の中で少しずつでもそういう思いができてくれば,しめたものです.わからないことは,おもしろそうだと思ったら,最低一晩くらいは考えてみよう.
 病欠1名.

2010年05月19日
 第5回. 衝突と運動量保存則の続き,マイケルソン・モーレーの実験の続き
 なかなか計画通りに進まないので予定表を改定した.自分の分担と予定を確かめておくこと. 次回は全員に課題が当たっています. A4,1ページのメモで構わないので次回提出してください.(Pdfで提出できればなお結構.) 6/9実施予定の課題(3)-4(表にはIII-4と書いてある)も同様です. IV,Vについては分担発表者がその中にある自習用の課題などについても発表内容に含めるようにしてください. 時間は少し長めにとって結構です.
 欠席者なし.

2010年05月12日
 第4回. 相対性原理の続き
司会のまとめに「全員に一致した理解は得られなかった」と書いてあったので,気になり補足の説明をした. 「光」と「電磁波」が同じものでることを知らない(または確信がない)ひとがほとんどだったのはショックでした.
 一応仮の予定表を載せました. 資料の準備が終わっていないのと,予定通りには進まないのであまり先のことが分からない. ただいったん決めた分担や課題は動かしません.
 欠席者なし. まだ発言の機会を逃している人がいる. 発表者が未消化で話している内容いも多いから,基本的な質問をしよう.

2010年04月28日
 第3回. 古典物理学の世界像,相対性原理
 前回の発表とレポートのの講評をやった. 一応,「一様性」など理解が怪しそうなことについての説明をした. 議論を聞いていると,あいまいな質問の真意を確かめないまま,あいまいに答えていることが多い. わからないことは発表でも質問でも問いただそう. 時間が足りなくなり課題発表は次週に.
 欠席者なし. 発言をしなかった人が4名ほどいる. チャンスを逃さず思ったことを言おう.

20010年10月14日
 第2回. 宇宙像の変遷と古典物理学の世界像
全員が発言し,討論ができたのは大変良かった. ただ突っ込みがもっとあってもよい. 発表は,まだ経験不足の感がある. 自分でストーリーを作るよう心がけよう. 他の人のを見て,どこをどう改良したらよいか工夫してください.
読書案内に書いた本を購入して,みな届きました. 授業のときに,あるいは私の部屋に取りに来てもらえれば,貸し出しますので活用してください.
欠席者1名. 発表担当者が欠席したのかと思ってあわてたが,担当を交代してあったのをわすれていた. ほっと一安心.

2010年4月14日
 第1回. 授業の進め方についての案内.自己紹介.
メンバーは,理学部5人,工学部物理工学系4人,工-電気電子情報工学系2人,工学部社会環境工学系1人.


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